凛として
口元を、キュッと結んだ少女。
先日観てきた 彫刻家「カミーユ・クローデル展」 で
一番好きだった少女の彫刻。
見るたびにすがすがしい気持ちになる。
天才彫刻家ロダンの愛弟子であり、愛人でもあったカミーユ。
自分の彫刻を追い求め、
やがて内縁の妻のところに戻っていくロダンとの関係にも疲れ果て
精神を病んでいく。
劇的な人生を歩んだ彼女だけれど
人間としての苦痛も、
芸術家としての彼女にとっては必ずしも悲劇的なものではないのかもしれないなぁ。
↑ この作品は、内縁の妻のもとに戻っていくロダンとそれに追いすがるカミーユ。
実物の作品からは、その時のカミーユの苦悩が手に取るように伝わってきた。
この美術展を見るまで、良く知らなかったカミーユ。
なんとなく、高村光太郎の妻、高村千恵子を思いだす。
類まれな感受性を持つ人間だけが
何かを表現する才能を持つことができるのかもしれないなぁ・・。
さてさて、
今日は、本当に久しぶりに青空をみることができました~♪
あ~、こんな青い空があったんだよね~。
思わず深呼吸。
散歩中、川を覗くクロの横顔も
なんとなくうれしそうだなぁ~♪
by norikurorin | 2006-07-25 22:15 | お気に入り